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脳科学について【本音で生きるには潜在意識、量子力学、脳科学を味方につける その3】

テーマ『本音で生きるには』の三回目は脳科学的見地から『心が喜ぶことをすれば、自分らしい充実した人生を送ることができる』ことをお伝えします。

 

今までの振り返りについては以下をご覧ください。

その1 潜在意識について

その2 量子力学について

 

これまでは目に見えないことについて、でした。今回は、自分たちの身体の一部である脳についてです。ぐっと身近になりました。比較的、実感を持ちやすいのですが、紹介する機能を持つ脳の部分は本能的な生命活動を維持する役割のため自分ではコントロールできません。ただ、その機能を知れば、ずっと生きやすくなります。

 

知っておきたい脳の機能

RAS(網様身体賦活系)

RAS(網様身体賦活系)とは脳にあるフィルターで、意識したものだけを認識します。人が意識したものに関連する情報だけを送り届けます。

 

言い換えると、脳は意識したものしか見ていないのです。その人の現実は『何を意識しているか』によって始まり、それを『どう解釈するか、意味づけるか』で決まります。

つまり、解釈によって、何千通りの世界があるわけです。この現実は自分の意識で作っているのです。

 

ちなみにこのRASはのちに出てくる脳幹と密接につながっています。脳幹は脳の奥の奥にあり、生命活動の中枢です。

 

ミラーニューロン

脳は身近な人の行動、雰囲気、意識までもコピーする機能があります。

 

メリットは、
迷ったときに、理想の人に会いにいけば脳はその人の表情から雰囲気までコピーしようとします。なぜその人は成功しているのか、どういう意識の持ち主なのかを、脳は読み取り、コピーする機能を備えています。直接話せるのであれば、実際コミュニケーションをとることで余計その効力は増します。

 

また反対に、
すぐ怒鳴ったり、怒ったり、いつもイライラして機嫌の悪い人が、そばにいる環境であれば、それを脳はコピーして、いつの間にか自分もネガティブモードになってしまいます。

 

意識して人を見分けて接すること、距離感をコントロールすることは、人間の持つ生理的機能からも説明がつき、重要なことなんです。

 

脳は区別しない

よく言われていますが、脳は想像と現実、未来と現在と過去、自分と他人を区別できません。

 

そこで注意したいのは、2点。

1、人の悪口

脳は自分のことと認識してしまうので極力控えましょう。

 

2、過去の失敗や辛いことは引きずらない

過去の失敗や辛いことに捉われれば、ずっと過去を意識していることになり脳は「今、起こっていること」と認識します。ネガティブな意識で量子は照射されるので、同じような失敗や辛いことが現実となり、繰り返してしまうのです。

過去の失敗・辛いことは、起こったこととして受け入れて、それはそれ、としてさっさと流しましょう。

 

脳と直感の関係性

直感や閃きは、潜在意識の奥にある宇宙意識(超意識)、つまりSometing Great(偉大なる力)からの贈り物・メッセージです。直感に従うと道は拓かれます!

 

では直感を受けやすくするにはどうすればいいでしょうか。

 

それには脳幹とその中の松果体が大きな役割をはたしています。また幸せホルモンで有名なセロトニンもこの松果体と密接なかかわりがあり欠かせません。

 

脳幹

脳幹とは大脳と脊ずいをつなぎ、反射作用と生命維持に重要な役割を持ちます。たとえば生命維持に関与する意識・呼吸・歩行・咀嚼・循環を調節しています。いわば生命活動の中心をになっています。

 

松果体

脳幹の真ん中に位置し概日リズムを調節するホルモン、メラトニンを分泌することで知られています。そして幸せホルモンで有名な『セロトニン(神経伝達物質)』と密接に働きをしています。

 

セロトニン

気分や心(感情)のバランスを取り、衝動行動や依存症の抑制をします。不足すると鬱になります。咀嚼や呼吸といった反復運動の機能にも作用。細胞集団として脳幹の内側部に分布しています。

 

セロトニン神経の活動には太陽光が大きく影響されており睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌がストップし、の覚醒を促すセロトニンの分泌が活発化されます。

そして夜になれば睡眠ホルモンのメラトニンが分泌しやすくなり、自然と夜の睡眠を促します。

つまり生活習慣が整うことになります。

 

松果体を活発化させて直感を得る

太陽光を察知するのが、古くから"第三の目”と呼ばれている松果体です。松果体は目の見えないものを察知する能力があると言われています。太陽光もそのひとつ。松果体が太陽光を察知するからセロトニンが活発化し、幸せホルモンが分泌されるのです。

 

幸せホルモンとは、まさに『心の喜び、やる気、ワクワク感』の源。
心が喜ぶには、生物学的に、セロトニンの活発化、さらには、松果体の活発化が必須なのです!

 

松果体は、眉間と頭頂部のそれぞれ延長線上、脳内で交わったところに位置していると言われています。


松果体の働きや脳のそこにあることを意識するだけで松果体は活発化します。
ちなみにヨガでは眉間も頭頂部も、チャクラのひとつです。

 

そして活性化のために必要なのがセロトニン。セロトニンは体内で生成されず、基になる必須アミノ酸のトリプトファンを食事で取るしかありません。

 

トリプトファンを多く含む食材

●赤身の魚 まぐろ、カツオ

●大豆性たんぱく質 豆腐、きなこ、豆

●乳製品 チーズ、ヨーグルト

●発酵食品 味噌、納豆 ※参考記事【最強にして簡単】健康食『長生きみそ汁』を作ってみた

●野菜&果物 バナナ、アボカド、ケール

●ナッツ類 アーモンド

 

ポイント

松果体を意識

太陽光を浴びる ※せめて朝10時までの朝日。ベストは起床して15分以内!

幸せホルモン“セロトニン”活性化 ※トリプトファンを意識した食事

幸せの感情・感覚発生

心が「快」エネルギーを放出

「快」エネルギーは波動・周波数が高い

↓ 法則:同じ周波数同士がくっつく

波動・周波数が高い高次元の宇宙意識(超意識)から直感・閃き(エネルギー)が届く

 

あとは行動するだけ

 

「快」のエネルギーが高いほど、偉大なる力、宇宙、神、ハイヤーセルフと呼ばれる高次元のエネルギー体から、直感というエネルギーが意識に届けられるわけです。


この時点では、量子力学的に言うと、まだ波の状態です。直感に従って行動してやっと、経験という形(粒)になります。


直感を信じて行動して初めて意味をなします。行動しなければ物質・現象世界の地球では変化が起きないからです。

 

 

まとめ

 

ワクワクすることが本物であれば、必ず感情が動かされ、自然と行動にうつすことができます。

 

肝心なのは、本当に心から望むことが何かを知ること。自分が本当に喜ぶことを意識し、直感を信じ、行動に移せば、幸せのスパイラル現象がうまれます

 

その結果、自分らしい充実した人生を送ることができるのです。

 

なかなか好きなことが見つからない人も多いでしょう。その原因の多くは、常識や世間体、他人や会社の評価、枠にとらわれれて生きてきたからです。特に40代から50代の世代は、先生や親から、そうやって生きることが正しい、幸せになるために必要だと教えられてきました。時代は変わります。自分のワクワクを信じ、直感が来たら即行動する、そしてトライ&エラーを繰り返す、そうすればきっと本心から望むものが感覚として見つかるでしょう。

 

脳の活性化は身体を整えることがカギです。食事、朝日を浴びることを意識した生活リズム、適度な運動、リズムある散歩、呼吸や瞑想を積極的に取り入れたヨガなど、まずは身体から幸せを取り入れることも手です。
※ヨガについては、『ヨガをすすめる10の理由とその効果』をご覧ください。

 

今さらながら、改めて、心と身体はつながっています。

 

さて、3回にわたって「本音で生きる」をテーマに書いてきました。サイトを立ち上げてやっと本題を書くことができました。常とう句ですが、少しでもお役に立つことを願っています。

 

ただし、この記事をどう受け止め、どう解釈するかは、あなた次第です!

 

参考資料

【書籍】

「科学的 潜在意識の書き換え方」 小森圭太著

【サイト】

脳と太陽 Chikahiro Hanamura

医療法人社団 平成医会

【動画】

you tube  量子力学コーチ・高橋数宏和

You tube 羽賀ヒカル

映画『I AM/アイ・アム ~世界を変える力~ 』

 

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