以前より、制約され、自由がなく、先が見えない今を、どう乗り切るかが課題になっています。
テレビを観ても、コロナ禍、経済の悪化、など先行きが不安なニュースばかり。飽きる上に、否が応でも暗い気持ちになります。
バラエティー番組にしても、総集編ばかりで、まったくの空騒ぎで、ため息が出てくる始末。
どうしたら自分を喜ばせるか、楽しませるか…
そのためには、どこに注目してどう行動すればいいか、戸惑いますよね。
その答えは、生物学的な見地から幸せな気分になるよう積極的に行動すること。つまり、俗にいう、幸せホルモンを分泌させること、です。
幸せホルモンとは何かを理解して、できるだけ分泌させることを意識する。そしてそれを日常に取り入れることで、最低限気分よく過ごせていることに自信が持てます。
目次
幸福感をもたらすホルモンたち
3大 幸せホルモン
代表的な幸せホルモンは3つあります。
セロトニン:実はホルモンではなく神経伝達物質で、気分や心(感情)のバランスに関与。不足すると鬱を発症。
詳しくは「脳科学について【本音で生きるには潜在意識、量子力学、脳科学を味方につける その3】」をご覧ください。
オキシトシン:愛情や幸福感を高める働き
ドーパミン:やる気、目標達成、動機付けに作用
この3つの幸せホルモンたちは、
自分たちの生活習慣や食生活で分泌を促したり、コントロールすることができるんです!
だったら、やらない手はない!!
今回は特に愛情ホルモンのオキシトシンに注目します。
愛情ホルモン:オキシトシンを出すには?
①スキンシップ
恋人や家族、心を許せる友達、ペット(特に犬)とのスキンシップ。
ハグから性交渉まで、とにかくスキンシップは絶大な効果があり、分泌します!
②ひとりでも離れたところからのコミュニケーション
・電話での会話
・オンライン飲み会や食事
③ひとり遊び
・映画や音楽、本、芸術などで感動する
映画をどれを観ようか迷ったらCineカエルをご参照ください!
・ヨガや体操などひとりでできる運動
⓸思いやり
人に親切にすると体内のオキシトシンが分泌されます。例えば、プレゼントしたり、手を差し伸べたり、と人に喜ばれると自分のオキシトシンが増えるのです!
驚くべきはマッサージ。
相手にマッサージすると、なんと、相手よりも施術する自分のオキシトシンの方が多く分泌されます!驚異的、かつ、素晴らしいホルモンです。これからは、どんどんマッサージをしてあげましょう!
⑤食べ物を意識する
ビタミンB、マグネシウム、トリプトファンを意識しましょう。体内でホルモンは生成されません。基となる成分を食事で摂取するしかないのです。
主に、バナナなど果物類、大豆性たんぱく質、赤身の魚、発酵食品などに多く含まれます。
詳しくは「脳科学について【本音で生きるには潜在意識、量子力学、脳科学を味方につける その3】」
まとめ
幸いなことに、幸せホルモンは、意識すれば自分で分泌させることができます。
これは、朗報です。
幸福感を得る上で、何よりも人とのコミュニケーションが必要、オキシトシンだけをとってみても、人間はひとりでは生きていけないように、生物学的にシステマチックに、組み込まれています。
人とのコミュニケーションを大事にすること、感動を呼ぶ芸術に触れること、バランスの取れた食事と生活習慣を心がけること、この3点を意識すれば、いつも幸せはすぐ手に入るんですね。
幸福感は、シンプルに、ごく普通の生活の中で、いつでも手が届く範囲にあります。
不安でぱっとしない日常は、自分の在り方を見直すよいきっかけになりそうです。
参考資料
・『あさイチ 疲れた心と体に!オキシトシン活用術』https://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/200603/1.html
・『Reライフ.net ココロとカラダに幸せホルモンのご褒美を 分泌に大事な食事や腸について知ろう』https://www.asahi.com/relife/article/13224840
・『COURRIE JAPON いちばん効果的なのは「食事前の20秒ハグ」!「幸福ホルモン」を活性化させる5つの方法』https://courrier.jp/news/archives/131484/?ate_cookie=1591680384