保護犬を迎える 個性を磨く~経験×新たな好奇心~ 小さな好奇心も拾う

動物保護団体『ととのんハウス』薦める4つの理由【保護犬を迎える その5】

指針に救われる

 

ととのんハウスへの面会は、ある意味で、それなりに覚悟がいります。(詳細は「その4」をご覧ください。)

 

コロナ禍でなければ、触れ合うだけでも歓迎してくれるのですが、今は、その自由が利きません…

 

とはいえ、他の団体と比べて、『どんな人にも犬を飼う権利がある』と指針がはっきりしていました。

 

そこは、とてもありがたかった。

 

 

ペットショップ屋で65万円出してまで、子犬を飼うつもりは毛頭ありません。保護犬を迎え入れたいわけで。

今回、犬にまつわる社会問題も、それなりに見えてきました。

 

だからこそ、こんな自分でも少しは社会貢献できると思ったのに、様々な団体から受け入れてもらえなかった。

 

一人暮らし、または、シングルの自分は、犬さえも飼えないとは!!

 

ととのんハウスの審査が通過したとき、想いが通じた!と天にものぼる気持ちでした。

 

それは、存在価値を認められた、ということなんでしょう。

 

ずっと断られる、ってことは、否定され続けたわけです。

そこへ、受容される、と、人間の深い部分に響きますよ。

 

他人から認められ、そこから少しずつ、自己受容が始まり、自己肯定、自信につながりますから。

 

大げさではなく…とても重要な経験になります。

 

 

心理学、形而上学、宗教でも、この自己肯定の度合いが人生を決める、と一様に語られていますよ。

 

 

やっと、家族から犬を飼う許可がでた、このタイミングを絶対逃したくなかった。

 

苦節50年といっても過言ではない!

 

その想いが通じて

ただ、ただ、本当に嬉しかった。

 

 

保護犬として送り出す準備が半端ない!

 

どの犬も、譲渡の前に、獣医さんによる健康チェックはもちろん、それなりのマナーもひと通り済ませているようです。

体調(健康管理)やマナーなど、それなりに整えてから里親の募集が始まります。

 

 

確かに、不思議だったんですよね…

 

どうして定期的に、それも一定数の保護犬をシステマチックに里親募集をかけられるのか…

それに比較的4歳以下の若いわんちゃんも多い。

 

何より、病気や障害をかかえてるわけでなく、どの犬もそれなりに健康なんですよね。

 

他の団体より、圧倒的に飼いやすそうな保護犬ぞろい…

 

 

実は、本ブログをきっかけに、やんごとなき理由で、代表から直接お話を聞く機会を得ました。

そして、その事情を話してくれました。

 

・ある程度の条件や基準を満たした、全国のブリーダーさんと提携
 →比較的、若いワンちゃんを保護犬として引き取る
 →そのため、子宮などボロボロになった繁殖犬はいない

・特定の犬種を専門に扱うブリーダーさんとも提携をしているため、時々、特定の犬種だけに偏ることもある

 

サイトではある程度理解していたものの、実際、話してみると代表者の人柄に触れたせいもあり信用度が増しました。

 

犬の保険とケア用品購入も譲渡条件

 

譲渡条件として犬保険加入、そして犬のケア用品一式も購入することになります。

 

初心者の私には、犬のことは右も左も分かりません。
まったくの素人だから従うしかない…

 

それなりにお金がかかるので、不信感がないとは言いきれませんでした…

 

ケア用品一式について

 

ケア用品一式の料金は個人差がありますが、

自分の場合は、しめて3万円弱。

 

お高い…

 

しかし、ワンちゃんとの生活が始まると、買っといてよかったと思えるものばかりでした。

 

実際、使うと、その便利さや有効性が身に沁みます。

ネットを使えば、勧められて購入したものは、すぐに調べられますしね。
とはいえ、飼いはじめは、調べる余裕さえありません…

 

特に、

 

エサに入れる歯磨きフリカケは、心強いったらありゃしない。

 

なにせ、犬は歯磨きを嫌がって、シートだろうが、何だろうが、まったくうまくいきません…

 

最初は犬の口に触れるだけでも、こちらはオロオロしてしまう。

 

歯磨きせずに、ほおっておくと3日で歯石になると言うではありませんか!

 

これがあるから、多少、シートの歯磨きができなくても、安心できました。

 

それから、電動爪とぎとバリカン、もセットに入ってます。

 

必要になった時に慌てずに済みます。
素人はどんなものがいいか、分からないですから。

 

シャンプーもローションも入ってて、助かってます。

 

犬の保険について

 

犬の保険加入については、ある種、強迫観念として持っていました。

 

ジモティで、出品物の受け取りのため、それこそ初めて会った人から、

 

医療費にすごーくお金がかかるよーーー

びっくりするよー

薬代もバカ高いったら!

脅すつもりはないけど、覚悟したほうがいい!!!!

 

と、まんまと脅されました。

 

ただ犬を飼っている友達から、保険に入れば解決、とアドバイス。

 

他の団体も、犬保険加入は譲渡の必須条件。

どの保険がいいか、さっぱり分からりませんから、薦められるがままに入りました。

 

実は、この保険は、ととのんハウスの代表者が、保護犬と里親のことを考えて創設したらしいです。

 

この保険の特徴は、

・年齢が上がっても保険料は上がらず一定!
・成長しても保険の加入可能!

 

 

犬の保険についても少しは調べていました。

が、ここまで寛容な保険はなかったように思います。

 

他の保険は、ほとんどが加入は子犬までで、年齢とともに保険料は上がりますから!

 

これでひとまず、医療費については解決。

 

24時間体制で、犬にまつわる質問を受付

 

分からないことがあれば、いつでも24時間、問い合わせができる!!

これは、初心者には、なによりも心強い。

 

代表者は当然、犬のプロ。

 

自分が迎えたワンちゃんは、やたらと手足を舐めまわします。

舐め続けると、皮膚があれ、しまいには禿ができるとか。


どう対処したらいいか迷っていました。

 

サイトや本で調べる限り、不安やストレスを抱えている症状だとか…

 

噛み癖防止スプレーを手足にかけたら一発でなめなくなる、なんていう対処法がありました。

 

それは、原因が解決されてないにもかかわらず、苦い味のスプレーかけたらおしまいって、おかしな話です。

 

そこで代表者に相談したところ、こんな回答が!

犬を仰向けにお腹が見えるように抱っこして、お腹や手の肉球をなでてあげてみてください

 

まさに、こういう対処法を欲してた!

 

アフターケアも丁寧さがうかがえます。

 

まとめ

 

最初の面接では『ととのんハウス』に疑心暗鬼なところもありました。

正直、審査が受かったのはここだけだったので選択の余地がなかった。

 

ちなみに、コロナの影響で、保護犬の人気急上昇中。

あとで代表者から聞きましたが、審査通過の倍率は、なんと8倍だとか!

 

譲渡後、犬を迎え入れてやっと「ととのんハウス」の実態が見えてくるんです。

 

3週間後あたりから、すこし余裕もでてきて、この団体で良かったんだ、と胸をなでおろせます。

 

他の団体から断られた意味を見つけた気がしました。

 

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