地震が全国各地で頻発ーーー。
このコロナ禍で、大地震が起これば、避難所での感染が容易に考えられます。
この4月に内閣府が複合災害への対応を自治体に呼びかけました。三密を避けるための避難場所の拡大、学校の教室やホテルの解放と確保を促しています。とはいえ、コロナ禍の混乱のさなか、自治体にも限度があることは容易に理解できます…
その事情もあってか、新たに提案されたのが、家の損害が軽微であれば、在宅避難という対処法です。むやみやたらに避難所に行かない、ことが複合災害の対処のひとつに求められています。
個人の判断にゆだねられますが、大事なことはーー、
ポイント
何よりも命を守ることが第一。
非常時、危険が迫っている場合は避難所へ迷わず避難。
次に、家の損傷が軽微の場合は在宅避難をする。親せきや知り合いの家に避難することも考える。
在宅避難にしても、結局のところ『備え』がとても重要です。今、できることは「備え」しかありません。
改めて地震の備えについて見直し・検討をしました。
そこで、防災ブック『東京防災』の封を空けました。実は平成27年に送付されたもの。
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/1002147/1007120.html
こちらを基に見直して気づいたことや、見落としがちなものをまとめました。
目次
防災用マップについて
自分の居住地の防災用マップを自治体に問い合わせて手に入れる。
この地図が便利なのは以下が一目で分かることです。
・一時避難
・避難場所
・災害拠点病院
・給水場所
家族で、一時避難、避難場所を確かめておく必要があります
大概、公立の小学校、中学校、大きな公園などが避難所に相当します。
ちなみに救急外来のある大きな病院が災害拠点病院にあたるようです。
また給水場所を知っておくことは安心につながります。
非常食や懐中電灯の見直し
非常袋を用意していたとしても、どうしても定期的な点検が必要です。
思い立ったら吉日!
早速、点検したところ、賞味期限切れの非常食や点灯しない懐中電灯を発見しました。
新しい非常食、電池の交換にともなうスペックの電池を購入。懐中電灯は進化しているので最新のものに差し替えてもいいかもしれません。
非常袋に入れる防災グッズは何をそろえる?
①市販の非常袋を買うのが一番手っ取り早いです
値段はおおよそ3500円から
https://www.amazon.co.jp/s?k=%E9%9D%9E%E5%B8%B8%E8%A2%8B
②市販の非常袋や『東京防災』を参考に、グッズは単品で自分でそろえる
私の場合は、手元にあったリュックに、情報を基に単品でグッズをそろえました。
下記のサイトも参考になります。
災害に対する家庭での備え~これだけは準備しておこう~ 首相官邸
https://www.gensai.pref.hiroshima.jp/prepare/goods.html
◆複合災害で新たな必需品
・マスク
・使い捨て手袋(現在、なかなか手に入りにくい)
・体温計
・携帯用除菌(ジェルタイプ、ティッシュタイプなど)
◆備蓄品
・発生時の非常袋に入れる食糧品 目安は1日~3日分
・ライフラインの復興までを考えると7日分の備蓄品が理想(在宅避難の可能性)
・食糧以外では、特に生活用水、トイレ(携帯・非常時)の確保
食糧の備蓄に関しては、今回のコロナ禍により、ある程度そろったのではないでしょうか。
そろえておくと便利な優れモノを以下にあげます。
優れもの
・1日分の野菜 缶ジュース(賞味期間3年)
・ウイダーinゼリー(もし感染し自宅療養の場合のそなえ)
◆災害用備蓄のおすすめ
ご飯
期限切れの尾西シリーズ“五目ごはん”を食べてみました。
このアルファ米というお米を食べるのは初めて。それが売りだけあって普通に炊いたご飯と同じ!期待してなかった分、驚きでした。お湯、または水を入れて15分ほどでできあがり。封を開けるとスプーンも入ってて便利。冷めたほうが美味しいところも素晴らしい!
1年も賞味期限切れでしたが美味しく食べられました。
<尾西の五目ごはん>
おかず缶詰
今回、新たに揃えました。ご飯だけでなくおかずも食べる、という非常時にしてはやや贅沢になりますが。
忘れがちな備え物
・現金(特に小銭は公衆電話、自動販売機で必要)
・紙とペン(油性)
・歯ブラシ
・(電池式の)携帯用充電器
・通帳、健康保険書、パスポートなど身分証明書のコピー(貯金通帳や印鑑を紛失した場合の備え)
ココがポイント
火災発生を防ぐため最低限やるべきこと
発生時
・下がったブレーカーをあげない
・ガス引火の恐れがあるので、ライターなど火はつけない
・電気のスイッチも入れない
避難場所に移動する際
・ブレーカーを落とす
・避難場所に避難する際は、その場所を紙に書いて貼っておく
まとめ
夏は、加えて、異常気象による酷暑、豪雨の発生が予想されます。暑さや熱中症対策も必要になってくるでしょう。
「コロナとの共存」が叫ばれていますが、自然災害と大きくくくれば地震大国・日本は昔から自然災害と共存しています。その都度、対処・対応することには慣れています。
不安や恐れはつきまといますが、絶対消えることはありません。ただし過度な不安・恐れに飲み込まれることだけは避けることができます。正しい情報収集、デマや不安をあおぐような情報に惑わされないよう自分軸を持つことが大事です。
※自分軸については、「コロナ共生時代に備えるには?【3つの対策で自分軸を作る】」で具体的にどうやって軸を立てていくかを紹介しています。