小さな好奇心も拾う 暮らしの知恵

人生100年時代、どう生きる?~50歳からのライフデザイン~【その2成熟社会は「自分らしく生きられる時代」だった! 】

「人生100年時代、どう生きる?~50歳からのライフデザイン~」その2は

 

『成熟社会は「自分らしく生きられる時代」だった!』です。

 

その1では、「時代を知る」と題して「今」がどういう時代で、どんな社会で生きているのか、自分が立つ「今」を俯瞰するために記載しました。

 

さて次は、成熟社会の特性を利用して、どう生きればいいのか、のヒントになります。

 

成熟社会の特性を生かす

 

さて、成熟社会とは、「正解」のない時代です。詳しくは「その1 時代を知る」をご覧ください。
もはや幸せの方程式やモデルケースはありません。

 

ならば、自分で創ればいいのです。創るしかないのです。

 

十人いれば十人十色の生き方がある。当然ですよね。

 

しかし、いよいよ、この多様性の質が高くなり、それが普通のことになります。
それぞれが自分主体で自分しかできないオリジナリティの生き方を大手を振ってやれる時が来たのです!

 

それぞれが自分の哲学を持ち、それに従って生きていく。

 

各人が、それぞれの多様性で生きるため、自然と、協調、共生で社会が成り立っていく、のです。

競争しなくていいんです。

その個性をそれぞれが尊重しあえば世の中がうまく回るのです。

 

単純に素晴らしい世界ですよね、成熟社会って。笑!

 

しかし、

 

我々アラフィフ世代は、親からの「幸せの方程式」を信じ実行し、ここまで生きているので、レールを変えることに抵抗があり、なかなかできないでいます。

それも無意識に抵抗しています。

親のしつけや強烈な言葉は、心の奥深く、体にしみこんでいます。
それなりに失敗や痛い想い(鬱など精神疾患)をして初めて、前時代的考えでは今は通用しない、と気づくのです…

 

以下は、ワークショップになります。
実践していただければ、これからを生きていくヒントが、見つかりますよ!

 

人生の棚卸し【自分年表の作成】

 

自分年表を作成しましょう。
大きな紙1枚にまとめてください。

 

主に人生の節目、大学入学、就職、結婚や印象的で感情的になった出来事や事件などを書き出します。

 

立派なものは要りません。細かくなくても大丈夫。自分さえ分かれば結構です。

 

自分年表を壁に貼り、ちょっと距離をあけて、眺めてください。

 

いったん自分を切り離して、もう一人の自分が客観的に俯瞰する、という想定です。

 

自分を、もうひとりの自分が俯瞰することを意識してください。
特に、年表に対して評価する必要はありません。

 

自己受容がすべて

 

次に年表を見ながら、ネガティブ面とポジティブ面を書き出します。

たとえば、

【ネガティブ面】

・悔しかったこと → 新卒で第一志望の会社には入れなかった
・悲しかったこと → 彼氏との別れ

【ポジティブ面】

・嬉しかったこと → 働きながら通信講座を受け、希望の職種に転職成功
・楽しかったこと → 大学時代、体育会ラクロスにうちこんだ

 

そこから自分の長所と短所を書き出します。


・長所(得意、プラス面、好きなところ)
・短所(苦手、マイナス面、ダメで嫌いなところ)

 

年表を含め、紙には ❝自分❞が、明記されています。
これが、自分のイメージする❝あなた❞です。


ジャッジせず、事実として、実態として、そのままを見てください。
良いところも、悪いところも、まるごとすべて認めて、事実としてただ受け入れましょう。

 

重要なのは、

 

特に短所、イヤな出来事に対する自分の認識です。
つまり、自分がそれらをどう思っているか(感情)。


ゾッとするような過去のあやまち、自分の嫌いなところ、ひどいことをしてしまった自分、そんな自分を「悪い」と判断、ジャッジ、批判せず、単純に、❝あったこと❞として認め、ただ受け入れます。

 

マイナスの感情のなすがまま、それらにフタをしたり、無理に忘れようとしたり、変に落ち込んだりしないでください。

 

なぜなら、長所も短所も、成功も失敗も、プラス面もマイナス面も、自分だからです。

両方持ち合わせていることこそが本質なんです。
片方を殺すと本来の自分を殺すことになります。

 

陰があるから陽があるように、二面性が、この世の、宇宙の仕組み、ルール、つまり、本質だからです。
自分のマイナス面だけを見て感情的になる必要はありません。

 

自己受容は、生きる上での基盤です。ここを軽く見ると先がぐらつきます。
自己受容ができていれば自然とやりたいことが見えてきます。

難しいことではありません。
長所、短所、犯した過ち、失敗、成功、を、そのままを受け入れる、だけ。
感情は持ち込まない。いりません。感情的になるのは無駄です。

 

何度も繰り返します。

 

『両方あることが本質』

 

「そんなこともあったよねー」と軽く流せばいいのです。

 

『やりたいことをやって楽しむ』それだけ!

 

自己受容がしっかりできれば、やりたいことが見えてきます。

 

そうなれば、


やりたいこと、なりたい自分が、自然にイメージとして浮かんできませんか?

 

ふと、直感的に降りてきます。
今までのキャリアなど関係なく、突然、イメージがわく、非常に感覚的なものです。

それは子供のころの夢だったり、ずっとやりたかったのに仕事を優先してできなかったことだったり…

 

ふと浮かんできたら、もうけもん!即行動に移しましょう。

 

とはいっても、突然ふってくるイメージなんて分かりにくい…

 

では、やりたいことが分からなければ、このように想像してみてください。

 

80歳の自分は何をやっているのか?
そして80歳の自分は過去を振り返って、自分をどう思うか?

 

あれをやっておけばよかった、という後悔だけはしたくないですよね?

 

では、体が健康なうちに、やりたいことをやって、純粋に楽しみませんか?

もしかして、他人様に認められるような、世間的に立派なこと(夢)を想像していませんか?

 

他人様には言えないような、くだらない、小さなことでいいのです。
バカみたいなこと、下劣なことこそ、あなたでしか味わえない、心が震えるほどの喜びに出会えます!

この喜びが「豊かさ」を手に入れる、ということ。

 

くだらないことが思い浮かんだら「いただきます!」と喜んで即実行。
そんな小さな喜びの積み重ねが実を結びます。

 

「やりたいこと」は頭で考えるものではない!
頭で考えたら打算(お金儲け)が働くので、きっと損しますよ…

 

お金を含む「豊かさ」は、やりたいことをやって、楽しい、嬉しい、幸せな時間をすごしたら、自然とあとからついてきます。

その楽しいという気持ちがポジティブな波動となって、空気中にある見えないゼロポイント・フィールド、エネルギー体、素領域、何と呼んでも良いですが、に伝わり、波動が粒になり、やがて目に見える形になってもどってきます。

 

胡散臭い話かもしれませんが、量子物理学的にも、説明できる話なんです。

 

生きがいをはぐくむ

 

やりたいことが本物であれば、
自然と、ご縁が広がり、人とのつながりができるもの。

人とのつながり、さえあれば、孤独から生まれる様々な障害は回避できます。
つまり、おひとり様だって、安心して暮らしていける、ということです。

 

人と会って、話して、刺激をうける。そして新たな好奇心が生まれ、やりたいことがでてくる。
行動起こせば、新たな喜びが増えて、新たな出会いがあり…

 

やりたいことが、やがて、生きがい、になります。

 

生きがいがあれば、健康管理も、認知症予防にもつながるのです。

人生100年時代、成熟社会で、豊かに生きるには、このやりたいことをやるか、やらないかで大きな差が出てくるでしょう。

 

始めるなら「今」です。現役中に、やりたいことをやりつくしてみましょう!

 

このことは、様々な言葉を使って、すでに世の中に発信されています。

中でも、本『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略』は大きな影響を与えています。
2016年発刊以来、25万部超のベストセラーです。

日本政府の「人生100年時代構想会議」に起用されるほど。
その1で紹介した、東京都発行の無料冊子「東京フィフティ・アップBOOK」も、この本がきっかけ。
本『LIFE SHIFT~』を取り上げ、人生100年時代には、人生への発想の転換(ライフ・シフト)が必要だと説いています。

 

「マルチステージ」
社会では学び直しや新たなチャレンジを何度してもいいという考え方

「パラレルキャリア」
仕事・学び・遊びのバランスを取り、仕事以外の場や社会とのつながりを持ち、活躍する

「無形の資産」
自分の活動や生き方をさらに発展させてくれる源 ①能力 ②健康 ➂人脈 ⓸パートナー

引用 「東京フィフティ・アップBOOK

 

要は、やりたいことを素直にやれば、「マルチステージ」、「パラレルキャリア」、「無形資産」、などすべてが自然に手に入り、自分らしい人生を歩んでいます。

 

ただ、気を付けたいのは「頑張らなくていい」ということ。

ゆったりと身を構えてればいいのです。自然体で楽しめばいい。

以前の仕事のように、がむしゃらに、ひたむきに、寝る間もおしんで、猛烈に努力する必要なんてありません。

 

参考

❝セカンドキャリア❞という発想 

今までのキャリアとやりたいこと(生きがい)を組み合わせれば、自分らしいオリジナリティを創ることになります。

「やりたいこと」に社会性を求める人、特に男性、は、セカンドキャリア、として位置付ければ受け入れやすいかもしれません。

 

まとめ

 

長寿化、成熟社会は、マイナスなイメージですが、この記事を読めば、少しは、好転しませんか?

実は「自分らしく生きられる時代」に突入しているんです。

 

自己受容をしっかりすれば、勝手にやりたいことが見えてきます。

 

やりたいことが浮かんできたら、即行動。行動して初めて成果がでます。

やってみて初めて分かることもいっぱい出てきます。たとえば、実は、やりたいこと、じゃなかったり・・・笑
だったら、軌道修正すればいい。
トライ&エラーを繰り返せば、自分のやりたいことが、はっきりしてきます。

 

とりあえず、即行動が、めちゃめちゃ重要です。豊かになる、自分らしく生きる第一歩です。お金は後からついてきます!

 

もしくは、やりたくないことはやめてみる!

やりたいことは❝やりたくないことをやめてみる❞でした、という発想・直感。ぜんぜんありです。

むしろ、大きな1歩、前進しています!

自分らしく生きていい、ということを受け入れてください。
自分らしく生きていい、と自分に許してくださいね。

勇気がいるかもしれません。

大丈夫です。

そういう時代がきているのだから、その流れに乗りましょう。
思いもよらないところから、追い風がふいて、外から味方や応援、サポートが舞い込んできます。

そして、自分に感謝の心がうまれ、周りの人も喜びがうつり、さらなる楽しいことがどんどん舞い込むでしょう。

 

やりたいことをやれば、自分らしく生きられます。

 

参考書

 

東京フィフティ・アップBOOK
都内の民間店舗は公共機関で無料冊子として配布。
上記サイトでは、電子ブックかPDFで無料で読めます。

 

 

 

 

 

 

-小さな好奇心も拾う, 暮らしの知恵