来談者中心カウンセリングで、もっとも肝心なことを忘れていませんか?
面接の試験対策のために、この1ヵ月ほど、かかわり行動や技法などカウンセラーとしての態度のコツをつかむために、身も心も奪われていました・・・
この態度や技法は、いうなれば、実は表面的なこと。
じゃあ、なんで、そんな行動・態度をとるのか??
この理由を肝に銘じていなければ、本番の面接試験もつまづきますよね…
では一体、その肝ってなんなのか?
実は、過去問題(第13回学科試験)を復習していたところ、来談者中心療法の❝肝❞をを問うているではありませんか!
ちなみに、この問題、解けますか?
問30 来談者中心療法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.人は、成長、健康、適応へと向かう生来の欲求を持っていること。
2.感情的な側面よりも、知的な側面を重視すること。
3.人の過去よりも、直接の現在の状況を重視すること。
4.心理療法での関係そのものを、クライエントの成長経験になるようにしていること。(引用 第13回キャリアコンサルタント学科試験)
正解は2。
来談者中心療法の基本的態度を理解していれば、そんなに難しい問題ではありませんよね。
ところが、この問題のおかげで、気づかせてくれました。
来談者中心療法の人間観、世界観をすっかり忘れ、試験に受かりたいばかりに表面的な態度だけを追っていた、と。
まさに、この1から4(2は逆の意味を把握:感情的な側面を重視)をカウンセリングでは肝に銘じれば、自然とあの基本的な3つの態度は出てくるだろうし、傾聴、かかわり技法、かかわり行動につながるはずです。
特に重要なのは
「人は成長、健康、適応へと向かう生来の欲求を持っている」こと。
だからこそ、カウンセリングでよく言われるように『治そうとするな、分かろうとせよ』につながるわけです。
確かに他人から言われたことほど、人間、行動に移しませんから。
移したとしても初めだけで続かない。
本人が自分で気づかないかぎり、行動に移しませんよ。
自分でもびっくりするほど、この大前提が、完全にぬけていました…
もちろん、参考書には出ているし、何度も目にして読んではいるのですが
本当に理解していなかった…
完全に表面的なことだけに頭が奪われていた。
面接試験まで残すところ2週間。学科試験まであと1週間!
今さら?と思われる方も多いと思いますが、個人的には気づけてよかった…
ここ、カウンセリング、面接試験の基本、心構えとして、しつこいほど、念には念を入れて押さえておいても損はない!!
もっと分かりやすい言葉を発見しました。
よくなる力が人間には内在している、
つまり、
人間への信頼感、が来談者中心療法の基礎理論
(引用 『カウンセリング理論』 國分康孝著)
ってことです!