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“混迷の時代”だからこそ生きる意味を問い直す 最強哲学書3冊

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日本はバブル崩壊以来、ずっと閉塞感が続いています。

先が見えず、将来に不安を覚え、まさに混迷の時代です。

大手企業に就職すれば一生安泰という神話はとっくに崩れ、

少子高齢化が進み年金もどうなるかわからない、

そして結婚率も低く独身者も多い…

従来の「幸せの形」が完全に崩れてきています。

こうした従来の考えやイデオロギーが根本から揺らいでいれば

当然、生きる意味が見えづらい上に、探そうにも分からない…

そこで、今一度、生きる意味を問いなおすことが

次に進める手掛かりになります。

生きる意味を問い、基盤をしっかり固めれば、

イデオロギーが揺らごうが、何が起ころうが

自信をもって道を選び、

納得して進めるはずです。

そこで、とっておきの3冊をご紹介します。

 

分かりやすさで1番|『生き方』稲盛和夫著

 

京セラを小さな町工場から世界の大企業にまで育てあげ

そして経営破綻に陥った日本航空(JAL)を再建した、

ビジネス界の重鎮、稲盛氏の哲学書「生き方」。

彼のビジネスの成功により

非常に説得力があることが魅力です。

本書の中でも本人が語っていますが、

特別なことではなく、大事なことは

小学校の時に習う道徳や倫理で習うようなことで

それを改めてなぜ大切かを説いてます。

彼の言葉はとても力強くて、励みになります。

それはまるで次世代の我々にエールを贈るようです。

また彼は、仏門に入った経験もあることから

仏教哲学を説いています。

宗教というだけで胡散臭いと思われるかもしれませんが

昔は仏教は生きる哲学として存在していました。

生きる意味を説いているのは当然です。

倫理や道徳感というものが

実は生命の神秘から成り立っていることが

稲盛氏の言葉で論理的に書かれています。

人として生きる上で基本的に大切なことを

それがなぜ大切なのか、どんな所以があるのかを

知ることができます。

分かりやすいため、生きる上での基盤を作るには

参考になる一冊です。

 

 

別の角度から”生きる意味”が見えてくる 『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』

 

人工知能が人の仕事を奪っていくと騒がれてから

ずいぶんと時間が経ちました。

時間の経過とともに、人工知能はますます発展していき

身近なものになっていきます。

人間の役割はいったいどうなっていくのか、

不安は募るばかりです。

その人工知能とは一体、どういうものなのか、

ゲームAI開発者である三宅陽一郎氏が解説します。

人工知能の長所はもちろん、未開発の分野や

どうしても人工知能ではできないことなどについて説いています。

人工知能を人間に近づけるためには、“心”の問題があり

これは避けて通れません。

そもそも、人間の心、とは何か?を

解明、分析することになるのです。

それが人間について、ひいては生きることについて

見つめなおせることにつながっていきます。

本書では、東洋哲学のアプローチで、その問題に迫ります。

参考

ちなみに、西洋哲学編もあります。東洋哲学とは対極をなすので
より理解が深まるでしょう。

 

人間にとって、心は生きる上で欠かせませんが

一体心とは何かを問うと、東洋では

結局、仏教哲学に行きつきます。

これは非常に面白く、そして驚きでした。

仏教哲学は、我々日本人にとって、なじみがあり、

特に信者じゃなくても、違和感なく日常に存在しています。

ただし仏教を哲学としてとらえ、

宗教とは離れた視点で理解している人は、ほとんどいません。

人工知能を人間に近づけるには?という観点から

仏教哲学を知るととても新鮮で頭に入りやすい。

論理的だからか、とても理解しやすく、

純粋に仏教という哲学に興味がわきます。

ついには、生きる意味が、仏教を通して

それなりに見えてくるのです。

専門用語が出てきて、多少難しさはありますが、

人工知能との対比をしているからこそ

面白く最後まで読めるでしょう。

 

 

まじか!そろそろ知っておこう『現代語訳 般若心経』玄侑 宗久著

 

最後は、仏教の世界を知るための1冊になります。

ここまでくると、生きる上で必要な知識として

仏教をもっと紐解きたくなります。

上記2冊で、それなりに仏教について書かれていますが

もっと優しく、かみ砕いて仏教について知りたくなるのです。

そして行きついたのが「般若心経」になります。

本書は「般若心経」が一体何なのか、を説いています。

般若心経の全訳も最後についてます。

仏教に出てくる「空」や「縁起」とは何なのか、

そこをより身をもって実践的に

理解するために存在する「般若心経」の智慧とは

何なのか、を説いています。

わたしは仏教信者ではありません。

ただ、仏教には東洋哲学の真髄がありました。

生きる意味や基盤を作る上で、欠かすことのできない

知識が仏教にはあります。

世界がぱっと広がり、

小さなことが気にならなくなります。

もしかしたら、これを苦しみからの解放、と

いうのかもしれません。

今後生きる上で、ここを知るか知らないかで

大きな差が生まれるでしょう。

 

 

 

ご参考|般若心経を聞く/そして“形而上学”ともつながるおすすめの1冊

「仏教哲学」を理解し、自分なりに「般若心経」も腑に落ちました。

実践あるのみ!と勇んで般若心経を唱えようにも、

お坊さんのお経のイメージが強くて

唱えることは、なかなか勇気がいることです。

聞くことさえも、違和感を感じます・・・

そこでおススメは、薬師寺 寛邦「般若心経」です。

現役のお坊さんが、般若心経に音楽を付けて唱えています。

中国や台湾では人気です。

薬師寺氏は若いころは、ミュージシャンを目指していたとか。

なるほど、音楽と般若心経、という斬新な組み合わせです。

彼の音楽が、なかなかスタイリッシュで、格好よく、耳障りもいい。

聞き流すには最適かもしれません。

Youtubeには、MusiceVideoも作成されており

天龍寺×ダンス×音楽×般若心経と

見ごたえあります。

 

 

また、形而上学の観点から、

仏教哲学を取り入れている本があります。

『引き寄せの法則の真実』金山允慶著

こちらは、仏教哲学との関連を含め、形而上学、俗にいうスピリチュアルの

世界を説いてます。

それぞれの共通点から、大きな全体像が見え、

あるであろう真理の理解が深まります。

すると、実践的に、日常に取り入れやすくなるので、

生きやすくなります。

悩むことも少なくなるでしょう。

よかったら読んでみてください。

 

 

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