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理想の夫婦像とは? 『ふたりからひとり』つばた英子 つばたしゅういち著(評価★★★★☆)

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『ふたりからひとり』 つばた英子 つばたしゅういち著

評価★★★★☆ very good!  おすすめ

総評 心のよりどころをどこにもっていけばいいのか?
   生き方、を学べる本

読む理由

この本はドキュメンタリー映画「人生フルーツ」の、その後を描いている。

映画「人生フルーツ」は、里山の暮らしを夫婦2人で

紡いでいる様子が描かれる。

丁寧な暮らしに裏打ちされる、ご夫婦の仲の良さに心打たれる映画だ。

お互いがお互いをいたわりあいとても仲睦まじい。

だが、とうとう夫婦として最期の日が来る。

おひとり様になった奥さんの暮らしぶりが非常に気になり、
この本を手に取りました。

本の内容について

あのステキな家で、

奥さんは旦那さんが生きていたころと

変わらない暮らしを送っていらっしゃいます。

2人が1人になることで、

料理、洗濯の量は減るが畑など力仕事は

全部一人でやらなければなりません。

奥さんはすでに85歳をすぎています。

誰かのために、何かやれることをさがし、人のためになることをやる以外私の生きる道はない。

~(略)~これからはひとりで家をきれいにしたり、畑をやったり、自分なりにやっていこう。

動きに動いてやっていく以外方法はないと思うから。

「ふたりからひとり」より引用

 

余計なことは考えず、

まずやれることをやって動けばいいんだ、と

励まされる。

頭が下がるのは、

奥さんは、常に誰かのためにやれることを探して実行している。

それが生きがいにつながっている、という。

「嫁として食べさせてもらうのなら、

家の中のことだけは、しっかりやろう」と心に決めて

今日まで旦那さんのため、家族のために、

尽くしてきたようだ。

昔と今の夫婦関係

 

夫婦関係は今と比べて

役割がすごくはっきりしている。

一昔前の、男は外で仕事、女は家をまもる、というやつだ。

現在は、女性が仕事を始めたことで

夫婦のあり方が完全に変わってきた。

奥さんのような真似は、

自分には到底できそうにもないけれど

あの夫婦の仲むつまじさや農的暮らしは

とても憧れる。

ところで旦那さんは強い信念の持ち主。

仕事が彼の信念にそぐわないようなら

辞めることも辞さない。

趣味嗜好もつよく、

そのために家計が傾きそうになっても

奥さんは文句ひとつ言わずに、従った。

旦那さんは、彼女の支えなしでは

とうてい生きられなかった、と

年取って強く感じているようだった。

夫婦の理想とは?

年取って振り返ると、常にそばにいてくれた相手がいる。

支え合っていたことをお互いが自覚し

お互いに感謝しあいながら

その日が来るまで暮らし続ける。

まさに理想の夫婦だ。

 作品 詳細

 

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