2019年初のお寿司は、荒木町の顔と言っていい、八千代鮨さん。

家族だけの新年会だ。

ここで食べるメニューは、ほとんど決まっている。

数の子の明太子和え、枝豆、ふぐの唐揚げ、茶碗蒸し、かっぱ巻きを

つまみにしてお酒をのみ、

あとは各自が好きな鮨のネタを食らう。

今回は兄がシンガポールから帰国中のため、

彼にメニューの主導権をゆずる。

というのも、家族の新年会ながら、私は遅れて参加。

ある映画会社が開く恒例の新年会にお呼ばれしていた。

社長の奥さんが作る手料理が美味しくて、楽しみにしている。

そして何と言っても、映画人との新たな出会いもある。

今年はドキュメンタリー世界で新たな才能にであえた。

なんと、この日は、彼の新作の初日。

210人もの人が入ったという。

有楽町スバル座では、ドキュメンタリー作品で

初日動員人数の最高記録を作ったとのこと。

めでたい!

そのめでたい気をいただいて、早めにおいとました。

ちなみにその映画は

「世界一と言われた映画館」

公式サイト http://sekaiichi-eigakan.com/

急死した大杉漣さんがナレーションをしている。

 

さて、地元の荒木町にもどり、八千代鮨に入る。

テーブルには珍しい料理とお酒が並んでいた。

車海老の刺身と頭をやいたもの、

そして、ブリのかま焼きも出てきた!

カマ焼きなので脂ものってる。

旬の魚であれば美味しいところだ。

いままで八千代鮨で頼んだことがなかった。

これは日本酒にあう。

ここで兄が勧めてきたのが、ふかひれ酒だ。

そういえば、その特徴ある徳利に見覚えがあった。

何杯も頼んでいる人がいた。

お酒を飲むただのコップのくせに、いかにも高そうな作りだ。

お替りのたびに特徴的なソレがでてくるものだから

一体何を頼んでいるのか知りたかった。

そうか、ふぐひれ酒だったのか。

フタもついている。

フタを開ける際に、マッチに火をつけて

その火を飲み口に近づけてアルコールを飛ばす。

なんとも粋だ。

恥ずかしながら、ふぐ料理なんて食べたことがない。

香ばしいヒレと熱い酒、アルコールが抜けていて

まろやかで飲みやすい。さらに冬場は体が温まる。

何杯もおかわりを頼んでいた人の気持ちがやっとわかった。

次酒というのもあり、

日本酒がなくなると、ヒレを残して新たな熱燗をそそぐ。

なかなか面白い。

こういう楽しみ方があるって素敵だな。

文化を感じる。

〆は泪巻き。

ご存知だろうか。

ワサビだけをネタに巻いたものだ。

正確にはワサビの茎。

特有のワサビのあの辛さが尋常じゃない量で鼻に来て、

痛いやら、咳き込むやらで、

文字通り、涙(泪)が出る。

そう言えば、前も兄が注文していた。

頼んで後悔するが、なぜか頼んでしまうらしい。

お寿司はほとんど頼まなかった。

カウンターでは外国人観光客が鮨の定番を食べていた。

定番の鮨ももちろんいいけれど

恐らく日本でしか食べられないであろう旬のものや

珍しいもの、

ふぐひれ酒や泪巻き、旬の魚のカマ焼きも食べたら

もっと楽しめるのに。

それには日本人ガイドが必要かな。

だれか一緒にやりませんか?