海外の映画製作者から日本で撮影したいのだが
日本にはどんな助成金があるのか知りたい、と相談を受けた

よい機会なのでここにまとめます
ぬけているものがあれば、随時追加します

【地方自治体】
*フィルムコミッション
ジャパンフィルムコミッションのサイトには
FCの助成金が網羅されている

助成金のあるFC:
札幌(北海道)、いばらぎ、千葉、神戸、岡山、島根、佐賀、北九州、宇佐、鹿児島

JFC公式サイト:日本語 英語

*上記以外の地方自治体(JFCに属さない)

-栃木県 足利市 映像のまち推進課
https://www.ashikaga-eizou.jp/topics/topics.php?id=215

-静岡県 伊東市映像作品撮影事業費補助金

http://www.city.ito.shizuoka.jp/kankou/20171124161058.html

-公益財団法人 沖縄県文化振興会
http://okicul-pr.jp/200_/230_/2017-12-14-15-07.html

※残念ながら沖縄県の助成金は29年度で止まっています
平成29年度沖縄ロケ制作支援事業
https://filmoffice.ocvb.or.jp/news/nt-offering/20170428/

【国(官庁)と外郭団体】
文化庁
文化芸術振興支援
-日本映画への支援

-国際共同製作映画への支援
補助金の申請には公益財団法人ユニジャパンが交付する認定書が必要
制度の詳細 :UNIJAPAN

【海外での日本映画上映やアジアとの交流事業への助成金】
国際交流基金
https://www.jpf.go.jp/j/program/instruction.html

【海外展開支援】
日本映画の海外映画祭出品支援(UNIJAPAN 文化庁委託事業)

海外ブース出展支援(UNIJAPAN 文化庁委託事業)

クリエイターを中心としたグローバルコンテンツエコシステム創出事業費補助金(VIPO 経済産業省委託事業)

-多様な資金調達により海外展開を目指すコンテンツ製作案件に対する専門家支援 (QPR 経済産業省委託事業)

【コンテンツ企画の募集】
AbemaTVオープン化コンテンツプログラム
斬新な企画、ヒットコンテンツを募集
制作予算は相談が前提であるが上限約300万円、
配信枠最高60分、人気を呼べばシリーズ化するそうである
スケジュールは年内募集し来春に配信スタート

面白いのが、
●単に制作だけでなく話題化まですべて
自分がプロデュースできること

●制作費だけでなく報酬額が決まっており
それを募集要項でうたっていること

【コンテンツファンド】
株式会社 ジャパンコンテンツファクトリー

海外動画配信を前提としたオリジナルのコンテンツに対し
制作費を供給するファンドを設立

条件は動画配信が前提のコンテンツであり
プリセールス契約金額の範囲内で制作資金を供給

動画配信の制作資金調達の
プラットフォームを目指しているようだ

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ざっとあげたら、それなりの数の助成金がでてきた

実質、助成金として使えるもの、
使いやすいものがどれか、が大きな問題だ
それぞれの助成金の申請条件がうまく作品にあえば
という話になるだろう

助成金がない地方自治体に関しては、
特に共同製作の作品で
海外での上映が決まっているものだと
自治体には話がしやすい
さらに各自治体がインバウンド観光などに
力をいれていく重点国が年度ごとに決まるので
その国がちょうど共同製作の相手国に当てはまれば
予算からお金が出る可能性が高い
なぜならその重点国に対するPR費が
ある程度予算にくまれるからだ
ただし、この場合、予算が決まる1年前から
話をすすめなくてはならない
なぜなら9月から10月に来年度の予算のための議会が
始まる
その時期から自治体に企画として持っていき
話を進める必要がある
多くはPR費としての予算なので
製作費よりもプロモーション費の方が
予算として認められやすい

また、うまく助成金を得られても
特に国の助成金は
3月末まで支払われない
年度で動く行政の仕組み上、仕方ないが
クリエーター側にしてみれば大きな問題である
助成金を担保に銀行から借り入れが生じる
利息を支払うことを念頭におかねばならない

海外の助成金もまとめたいが
日本はお金持ちの国としてみとめられているので
日本映画は海外の映画祭のファンドは
ほとんど条件的に申請できない
ただし共同製作であれば、相手の国の条件で申請できる
しかし、相手の国からすれば
金銭的に日本と組むメリットがほとんどない

助成金で製作資金を集めるのは
難しい状況にある