本日、東京国際映画祭が開幕
それに先立ってアジア最大級(と謳う)の国際コンテンツ見本市、
Japan Content Showcase (JCS) 2018が
23日から池袋で開かれている

24日に事前予約制のセミナー、
「コンテンツ配信の現状と新たな資金調達手法 」が開かれた
JCS公式サイト https://www.jcs.tokyo/ja/event/event-list-ikebukuro/

映画館やDVDなどのパッケージから
ネット配信の需要が高まってきている
ネット配信の日本の現状を資金調達という視点から
その先端をいくゲストを呼び新たな動きを追う、というもの

パネリストは…
工藤 良真 (株式会社AbemaTV)
山地 克明 (株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシー / 株式会社ジャパンコンテンツファクトリー)
宗田 昭彦 (株式会社電通 / 株式会社ジャパンコンテンツファクトリー)
上住 敬一 (ビズアドバイザーズ株式会社 / 公認会計士・税理士)

株式会社AbemaTVは
サイバーエージェントとテレビ朝日が共同出資した
インターネットテレビ局インターネットを使った無料テレビ

2016年に開局 し2年経って
やっと知名度や認知度がでてきたところ、だそうだ

特筆すべきは新たにコンテンツ企画の募集がスタートしている
AbemaTVオープン化コンテンツプログラム』といい
斬新な企画、ヒットコンテンツを募集
制作予算は相談が前提であるが上限約300万円、
配信枠最高60分、人気を呼べばシリーズ化するそうである
スケジュールは年内募集し来春に配信スタート

面白いのが、
●単に制作だけでなく話題化まですべて
自分がプロデュースできること

●制作費だけでなく報酬額が決まっており
それを募集要項でうたっていること

クリエーター目線で斬新な募集内容になっている
こういう大胆さが大手テレビ局や映画会社にはない
ネット配信という新たなインフラと
これだけ普及しているネットだからこその
フットワークの軽さなのかもしれない

そして注目は株式会社ジャパンコンテンツファクトリーである

動画配信を前提としたオリジナルのコンテンツに対し制作費を
供給するファンドを設立した

前身が、というか、きっかけは
株式会社YDクリエイションだ
よしもとと電通が『火花』をNetflixで世界配信するために
作った会社だという
よしもとが、本作を実写化する際、
より大きく違ったことをしたい、ということで
始まったらしい

Netflixは制作費は出さない、制作側がだす
12話で40分、制作費はざっと5〜6億円

利点は
●やりたいことをやれ(クリエーターに任す)、
●制作著作は制作側にゆだねられ
●◯年のネット配信権をNetflix側に渡せば
あとは何をしてもいい

とはいえ、問題は制作費の負担である!

「そんな制作費はありません」とNetflixに相談したら
「アメリカならファンドがあるよ」と返事
だったら日本でも作ろうと電通に話をもっていく、
というのがファンド設立の経緯

そして国内でなく海外ビジネス展開をすえたファンドと
なったようだ
なぜなら、クールジャパン機構の
株式会社海外需要開拓支援機構が
組織に名を連ねてる
経産省と深くつながっているのは歴然

支援するファンドの総額が53億円
条件は動画配信が前提のコンテンツであり
プリセールス契約金額の範囲内で制作資金を供給

動画配信の制作資金調達の
プラットフォームを目指しているようだ

詳細
株式会社 ジャパンコンテンツファクトリー

動画配信が大前提なら海外市場狙いは当然だが
そんな企画があれば
持っていく手はない!?

ちなみに電通のゲストが、
「よしもとと電通の会社だからって
うさんがらないで、企画を持ってきてください」と

うさんくさい壁を自分自身の中で突破できるかが、
最大の難関になりそう

とはいえ、公的資金も入っているであろう53億円は
使わないと損!